NOTICE
2025.09.26
近年、地球温暖化の影響で猛暑や集中豪雨が頻発しています
都市部ではコンクリートやアスファルトによる舗装が熱をため込み、ヒートアイランド現象を引き起こし、さらに排水機能の低下がゲリラ豪雨による浸水被害を深刻化させています
外構や庭づくりも、単なるデザインや利便性だけではなく、環境負荷をどう減らすかが大きなテーマとなっています
「オワコン」とは、透水性コンクリート(Open Concrete) の略称です
通常のコンクリートのように隙間なく固めるのではなく、あえて骨材の間に空隙を設けることで、雨水を地中に浸透させる仕組みを持っています
これにより、雨水がその場で地中に戻るため、水たまり防止・地下水涵養・排水負荷の軽減など、環境にやさしい効果が期待できます
浸水対策に有効
集中豪雨時でも排水路へ一気に流れ込まず、その場で雨水を地中へ返すため、都市型洪水のリスクを下げます
景観性と自然感
骨材の色を活かしたナチュラルな仕上がりが可能で、デザイン性の高いアプローチや庭にも調和します
通常のコンクリートに比べて強度が低いため、重量車両が頻繁に出入りする場所には不向き
目詰まりのリスクがあるため、定期的な清掃やメンテナンスが必要
一般的な土間コンクリートよりコストが高めになるケースもあります
犬走(いぬばしり)
建物と外構の間など狭く水はけの悪い部分に最適 水たまりや泥はねを防ぎ、雑草も抑えられます
排水対策が必要な場所
集中豪雨時でもその場で雨水を浸透させ、排水溝への負担を軽減 水害リスクを下げる役割も
雑草対策をしたい場所
砂利や土と違い、透水性を保ちながらも雑草の発生を抑制 手間を減らし、すっきりとした景観を維持できます
土間コンクリートは強度が高く、駐車場など重い荷重に耐える施工に向いています ただし透水性がなく水は表面に流れ、ヒートアイランド現象を助長するデメリットも
オワコンは耐荷重面では劣るため大型車の駐車場には不向きですが、透水性があり、環境負荷を和らげる効果が期待できます
つまり、**「強度を求める場所は土間」「水はけや環境を考える場所はオワコン」**と使い分けることで、それぞれの良さを最大限に活かせます
透水性コンクリート「オワコン」は、単体の施工単価だけを見ると土間コンクリートと大きな差はありません
しかし、透水性があることで排水計画がシンプルになり、トータルで見た場合の費用を抑えられる可能性があります
例えば、
雨水を地中に浸透させるため、排水溝やU字溝を余分に設ける必要がない場合がある
水が抜ける構造なので、伸縮目地を入れずに施工できるケースが多い
水勾配を大きく取らなくても良いため、仕上げやデザインの自由度が広がる
これらの要素により、初期の施工コストだけでなく、余分な付帯工事の費用を削減できる可能性があります
地球温暖化による暑さや水害のリスクを考えると、外構においても「環境へのやさしさ」を意識した選択が求められています
**オワコン(透水性コンクリート)**は、単なる舗装材ではなく、
「温暖化に対応する庭づくり」「持続可能な暮らしを支える外構素材」として注目されています
ゲリラ豪雨やヒートアイランドが日常化する中、これからの外構に求められるのは、デザインだけでなく環境への適応力です
透水性コンクリート「オワコン」は、
ゲリラ豪雨の浸水リスクを抑える
暑さを和らげる
雑草の発生を防ぐ
という3つの効果を持つ環境配慮に適した素材です
防草屋ではお客様の暮らしに合わせて、こうした環境配慮型の素材もご提案し、快適さと未来への責任を両立する外構を目指しています